ニッカドバッテリーの取り扱い

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ニッカドは基本的には完全に放電しても差し支えないのですが、これはあくまでも単セル(1本=1.2v単体)でみた場合の話しです。電動プレーン用のニッカドパックは通常複数本のセルが直列に接続されています。8.4vのニッカドパックの場合は7セル=7本のセルで構成されていますが、この7本の各セルは特性にそれぞれ微妙なバラツキがあり、満充電の状態から完全に放電するまでの時間にも微妙な差が存在します。

すなわち、モーターを接続して1つのパックとして放電を開始しますと、7本のうちまず最も放電時間の短いセルの放電が終了(電圧=0v)しますが、他のセルはまだ放電が終了していないので、バッテリーパック全体としてはまだ電圧>0 であるため、モーターは回り続けます。

この状態でさらに放電を続ける(モーターを回し続ける)と、最初に放電が終了したセルは放電が終了しているにもかかわらずさらに放電をさせられることになりますが、このとき転極(ニッカドのプラス極とマイナス極が入れ替わる現象)という現象が発生します。

一旦転極を起こしたセルは死んでしまい、二度と復活しませんので、次回充電をしても充電されることなく、ニッカドパックの中の抵抗勢力となるため、ニッカドパックとして正常に機能しなくなってしまうのです。

電動プレーンが飛行中のニッカドパックは、アンプのオートカット機能により、上記のような過放電にされされることはありません。上記は飛行後にオートカット方式の放電器を使用せず、モーターをさらに回しつづけてモーターが停止する直前まで放電した場合の状況を説明しています。
posted by ラジコン飛行機 at 12:14 | ラジコン飛行機